自然体同好会とは、渡辺八畳が主催する同人サークルです。

 

振り返れば2011年高校一年生の夏、自分達でミニコミを作って周りに売りつけて金もうけをしようとして、仲間内で作られたのが自然体同好会の始まりです。

 

　その仲間というのが、当時八畳（そのころは都志田雪（みやこ・したゆき）名義でしたが）が所属していた弓道部の面々でしたので、弓道にちなんだ名前をつけようとして案に上がったのが「自然体」でした。弓も構える前の棒立ちの姿勢のことです。それに私が「同好会」を付けて、この名前になりました。

 

　ただその自然体同好会、物を書いたり描いたり製本したりと、実際に作れる能力があったのが私だけでした。故に八畳以外のメンバーは一冊も作らずに脱退（元々が、冗談で言った金もうけの話が大きくなってしまっただけですから）。自然の流れで渡辺八畳の個人サークルとなりました。

 

　しかし私は諦めず（金もうけよりもただ作りたかったので）、方々から仲間を集めてついに「ギリコ」vol.1を刊行しました。ちなみにギリコも弓道用品の名前です。１号はボーカロイドの二次創作でしたが、２号以降からは、オリジナル作品を集めた念願のミニコミ誌を作ることができるようになりました。

 

　ギリコは４号まで刊行されました。その後、周りの協力者の不足と迫る大学受験のため、ギリコは惜しくも休刊となりました。

 

　そして月日は流れ、私は大学生となりました。それを期にペンネームを都志田雪から現在の渡辺八畳に変え、同人活動を再開させました。

　

　新生となった自然体同好会では、現在は、高校時代からやってみたかった東方projectの二次創作を中心に行っています。しかしまた、ギリコのようなことがやれる機会があれば是非やってみたいと思っています。二次創作でもオリジナルでも、一緒にやりたい一緒にやろうぜ、という方がもしいらっしゃったら是非連絡ください。

 

　兎角、この豊かな同人文化の片隅で蠢く自然体同好会を楽しんでいただけたら幸いです。

　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２０１４．１０．１６