「渡辺八畳 黎明期作品集」刊行
わざわざパソコン立ち上げてブログ書くのって結構面倒。メールをサイトに送るだけでよかったガラケー時代のほうがそこはよかったな。
兎角、そんなわけで記事にするのが遅くなりましたが、去る11月10日に「渡辺八畳 黎明期作品集」刊行となりました。
収録作品は
信仰は儚き人間のために
無き女の妄想
HENTAI BOB
地球の意識
犬
星になった彼女
銃撃の中の天使
スキの木
巫女みこ☆ブレイク
ラブラドールとラブドール
学生と心霊
シュレーディンガーの合格発表
おめでたい日
道化の肖像
こどもたちのあそび
乙女の儚夢
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執筆日一覧と編集後記
私が高校期~大学入学までに書いた小説(ってかショートショート)をまとめたコピー本です。編集後記にも書いたことだが、やはり自分も色々と環境などが変わり、それに合わせて自身の変化も必要になってきたようなそんな気がするようななんだか分からん諸々な感情があびゃびゃびゃびゃ……って感じなのよ。なのでここでいっちょ過去の清算としよう、ということで作ったのがこれ。だから自分の為に作ったという面がかなり強い。
16編中、刊行を決めた時点でドキュメントファイルとしてパソコンに入っていたのは「無き女の妄想」のみ。13編は原稿用紙に書いたやつだし、2編は下書き(高校期の私の小説の書き方は、模試で使わなかった生物や化学の解答用紙などの裏に、一行20字で百行までを限度にまず書く→赤ボールペンで推敲→つけペンで原稿用紙に清書。清書時もその時の感覚に合わせて文章を変えていく、だった)のみ、しかも途中までしかなかった。それらを全部パソコンで打ち直した。20日ぐらいかかったかなぁ。私のマイコン(死後)歴はまだ一年もないので、タイピングはもんのすごく遅い。ブラインドタッチは一応できるが、キーボードを見てやったほうが正確だし早い。だからすんげぇメンドクサカッタ。めんどくさがったから20日もかかった。
16編中2編はなぜ最後まで書かれなかったのかというと、これをコンテストに送っても通らないなと思ったからだ。当時の私は雑誌の「現代小説」でやっている「ショートショートコンテスト」に応募するために書いていたので、これは明らかに駄目だろうと思い書くのをやめたのが2編だったというわけだ。選者が阿刀田高という作家の方なのだが、もう79歳なんだよ。その人に「ラブラドールとラブドール」は、駄目だろう。内容は決してつまらないものではないことは作者の私が保証するが、ねぇ。題名の通り下ネタ万歳な内容だからな。
じゃあもう一編の「道化の肖像」はというと、これは高校期の自分のとある体験?(もっと広く、人生を通しての私の特性と言ったほうが正しいかも)を元に書いたやつで、そういうのが核にある故、少々どろどろしている。私怨というかそういうのが滲み出てしまうのはスマートでないので私はあまり好まない。蟠った感情で下書きまで書いたはいいが、読み返して自己嫌悪を感じそのまま放置していた。しかし客観的に見ればまぁブラックな内容でそれはそれでいいので、これを機に復活してもらいそして成仏してもらおうという考えだった。
そういう経緯があってのこの作品集、読んでくれる方がいれば是非連絡を。無料で提供いたします。